DeNA東がリードも…阪神植田ら野手が猛追!? ここまでのセ新人王レース

打者は…

 打者。打席数順。

吉川尚輝(巨)50試187打数44安1本11点6盗 打率.235
神里和毅(De)41試119打数30安2本6点11盗 打率.252
植田海(神)37試92打数24安0本0点11盗 打率.261
廣岡大志(ヤ)29試84打数18安1本9点0盗 打率.214
大城卓三(巨)29試60打数17安2本8点0盗 打率.283
宮本秀明(De)21試25打数4安2本2点4盗 打率.160
田中俊太(巨)27試20打数3安0本0点0盗 打率.150
楠本泰史(De)11試13打数0安0本0点2盗 打率.000
佐野恵太(De)14試17打数2安1本2点0盗 打率.118
古賀優大(ヤ)7試13打数1安0本1点0盗 打率.077
坂倉将吾(広)8試8打数1安0本1点0盗 打率.125
大村孟(ヤ)7試6打数1安0本0点0盗 打率.167
若林晃弘(巨)6試6打数0安0本0点0盗 打率.000
長坂拳弥(神)5試5打数1安0本0点0盗 打率.200
松本直樹(ヤ)3試5打数0安0本0点0盗 打率.000
熊谷敬宥(神)4試1打数1安0本0点1盗 打率1.000
山本祐大(De)1試0打数0安0本0点0盗 打率.000
島田海吏(神)1試0打数0安0本0点0盗 打率.000

 2016年ドラ1の吉川尚輝が開幕から二塁手に起用されている。当初は2番に固定されていたが、最近は8番での起用が多い。打率は物足りないが、二塁守備では守備範囲が広く、安定感もある。

 DeNAは、野手でも思い切って新人を起用。ドラ2の神里和毅を開幕から「1番・中堅」で起用、4月12日の巨人戦では初回先頭打者プロ入り初本塁打。しかし、4月中旬以降、やや打撃が失速し、5月からの梶谷隆幸の復帰に伴い、スタメン落ちするケースも増えている。

 俊足好守で売り出したのが阪神の2014年ドラ5の植田海。4月29日の広島戦で「2番・遊撃手」でスタメン起用され、5月22日のヤクルト戦からは1番に固定される。盗塁数はリーグ3位タイの11、久々の「虎のスピードスターの登場」となるかもしれない。

 巨人ではドラ3の大城卓三が、2番手捕手として起用され、正捕手・小林誠司の地位を脅かしている。最近はスタメンマスクをかぶることも多くなり、勝負強い打撃を披露している。

 セ・リーグは投手ではDeNA東がややリードしているが、ここへきて阪神植田、巨人大城など野手の活躍が目立つ。まだまだ予断を許さないだろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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