エンゼルス戦の“乱闘騒ぎ” 専門家は苦言、オドルには「珍しくない」行為!?

レンジャーズ・オドルのスライディングに激昂するエンゼルス・シモンズ【写真:Getty Images】
レンジャーズ・オドルのスライディングに激昂するエンゼルス・シモンズ【写真:Getty Images】

試合最後のプレーで危険なスライディング、シモンズ激怒で乱闘騒ぎに

 1日(日本時間2日)の本拠地レンジャーズ戦に「5番・DH」で打者として5試合ぶりにスタメン出場したエンゼルスの大谷翔平投手。第1打席で痛烈な二塁打を放ち、3打数1安打1四球で6-0の完封勝利に貢献した。この試合では、最後のプレーで危険なスライディングを巡って両チームの選手がベンチから飛び出す場面があり、球場は一時騒然。大谷はメジャーで“乱闘初体験”となったが、エンゼルスOBはレンジャーズのルーグネッド・オドル内野手が仕掛けたスライディングに“苦言”を呈している。

 快勝のエンゼルスにとっては後味の悪さだけが残るラストシーンだった。レンジャーズ最後の攻撃となった9回。1死一、二塁の場面でグスマンがニゴロに倒れると、一塁走者のオドルが牙を剥いた。二塁手キンズラーがゴロを捌き、華麗にバックハンドトス。遊撃手シモンズが一塁に送球し、併殺は完成したが、オドルは併殺崩しのスライディングを仕掛けた。その足はベースから離れたシモンズの足に向かっており、脛を“削る”形となった。

 名手シモンズは痛みに顔を歪めたものの、大事には至らず。しかし、オドルのスライディングには激怒。試合終了後に口論に展開すると、あわや乱闘の大騒ぎとなった。

 この試合をロサンゼルスで中継していたテレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」の解説者、元投手のマーク・グビザ氏は「二塁に激しいスライディングです。オドルにとっては珍しいことではありません。ちょっと荒れてきましたね」と語った。気性が荒いことで知られるオドルはかつて、ブルージェイズ時代のホセ・バティスタ外野手(現メッツ)から危険なタックルを受けて試合中に殴り合いを展開し、顔面に強烈なパンチをクリーンヒットさせていた。この時は伏線もあったが、衝撃的なシーンは大きな話題となった。

「明らかにシモンズは喜んでいない」

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