大谷起用法、エ軍が「慎重」な理由を米経済紙特集「右肘を注意深く管理」
ソーシア監督「現時点では上手くいっている」
記事では、ソーシア監督が「最も大きな点は、日本出身の投手の多くが週1回の登板に慣れており、また健康面での問題を抱えていることだ。その点を我々は注視していかなければならない」と語っていることも紹介している。
ブルーム記者は、大谷がエンゼルス入団直後に右肘靭帯の軽度の損傷があったことが報じられたことに触れつつ、「なぜエンゼルスがオオタニの起用を慎重に行っているかを理解するのは簡単なことであろう。コンセプトとしては週1回の登板させることだが、そのペースからも遅れをとっている」とレポート。田中将大投手との投げ合いが注目された先月27日(同28日)のヤンキース戦の登板回避も「エンゼルスはその決定についてはっきりとした理由を示していない」と指摘し、球団側が慎重に起用している様子を伝えている。
一方、記事によると、ソーシア監督は「オオタニの扱い方には明確なテンプレートがある。しかし、我々はもちろん慎重過ぎるほど慎重に、ショウヘイが打者としても投手としても最大限に戦えるようにしたい。調整し、フレキシブルでいたい。そして現時点ではそれが上手くいっていると思う」と手応えを口にしているという。
メジャーは移動も日程も過酷であり、シーズンを通してコンディションを維持することは困難。大谷はメジャー1年目にして開幕から存在感を放っているが、好不調の波がこれまで以上に出てくる可能性もあり、その活躍にはチームの起用法も大きなカギを握る。
新天地を好スタートを切った23歳はシーズンを通して二刀流を貫くことができるか。その動向には米国でも大きな関心が寄せられている。
(Full-Count編集部)