田中将大、自身5連勝で7勝目も…地元メディアは不満の色「良くなったのか?」
7勝目の田中将大、ここ8戦負けなし
2日(日本時間3日)の敵地オリオールズ戦で7勝目(2敗)を挙げたヤンキース田中将大投手。6回途中4失点で自身5連勝を記録した。8-5で勝利した試合後、アーロン・ブーン監督は右腕の投球を評価したが、地元メディアからは厳しい声も出ていいる。
田中はこの日、先制弾を含む3本のソロ本塁打を被弾。5回1/3で97球を投げ、8安打7奪三振1四球で4失点という内容だった。3被弾は今季自己ワースト。それでも走者を背負った場面では粘りの投球を見せ、メジャー5シーズン目でヤンキース史上24人目となる通算700奪三振にも到達した。ここ8登板では5勝0敗と負けなしが続いている。
試合後、ブーン監督は本塁打がいずれもソロだったことに言及し、「全体的に見れば、良い内容だったと思う」と評価。その一方で、米メディアからは厳しい声も出ている。
米メディア「リバー・アベニュー・ブルース」は「まとまりのないマサヒロ」とレポート。「マサヒロ・タナカの登板は全く良くなかった。悲惨ではなかったが、良くなかったことは確かである」と手厳しく伝え、「今季12回先発し、防御率4.79。昨年は12回目の登板で防御率6.55だった。これは……良くなったのだろうか?」と投げかけている。
また、地元紙ニューヨーク・デイリーニュース電子版は「不安定な投球にも関わらず、タナカは引き続き打線による大量援護という恩恵を受ける形となった」。地元紙ニューズデー電子版も「タナカはここ8先発で5勝、負けなし。ア・リーグでもっとも得点能力の低い相手に対して、5.1回で被安打8、四球1、7奪三振であった」と伝えており、7勝目を記録した右腕の投球内容に不満の色を見せている。
昨季は徐々に調子を上げ、ポストシーズンで活躍した田中。今季もここから投球内容を向上させていくことができるか。