“大谷を裸にする男” データの達人「スタットキャスト」アドラー氏を直撃

「スタットキャスト」の達人、デービッド・アドラー氏を直撃【写真:盆子原浩二】
「スタットキャスト」の達人、デービッド・アドラー氏を直撃【写真:盆子原浩二】

データを見るとプレーの理由がわかる

――いつ頃からこの取り組みは始まりましたか?

「2015年から始まって、現在は3年分のデータがあります。スタットキャストが始動して改善を重ね、選手がダッシュした際のスプリントスピードや、塁間の速さ、捕球の可能性など、さまざまな面でデータが測定され始めました。私個人としては2016年中頃から加入し、よりデータを見やすく、知りたいと感じてもらえるような形にして、テレビなどで使ってもらえるようになりました。データのより深い理解ができるので、まだ成長段階ではありますが、楽しみです」

――全てが数値化されていて、より理解しやすくなっています。

「新しい側面から野球を見ることによって、そのプレーの理由がわかるようになってきました。ホームランの打球ひとつにしても角度や強さ、スピードなど、さまざまな要素があります。そして人々はそれを知りたがっているんです。強い打球にもさまざまな解釈ができるようになりました。我々はファンを飽きさせたくないし、情報過多にしてもいけない。ちょうどよく、全員が楽しめるデータを提供したいのです」

――個人として、スタットキャストの意義をどう捉えますか?

「純粋に興味深いしカッコいいと思います。私自身野球ファンだし、選手のプレーを見るのが好きで、さらにそこから選手にどういうすごさがあるのかが知りたかった。大谷のホームランについても詳しく知りたいし、トラウトの打球がどれだけ速いのかも知りたいと思いました。それが、彼らが素晴らしい才能を持っているからです。スタットキャストとして働き出す前から、データに興味がありました。より野球のこと、グラウンドで起きていることを理解できれば、より楽しめます。とても大切な仕事をしていると思います」

データは野球を語る新しい言語のようなもの

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