エ軍、ドラ1位指名高卒野手の豪快ダンクが話題 「なんてことだ」
ドラフト1巡目全体17番目で指名したジョーディン・アダムス外野手
エンゼルスが2018年度のアマチュアドラフトの1巡目全体17番目に”三刀流”のスーパーアスリートを指名し、大きな話題を呼んでいる。
エンゼルスが期待を込めてドラ1に指名したのは、ノースカロライナ州グリーン・ホープ高校のジョーディン・アダムス外野手。MLB公式サイトによると、アダムスはアメフトの世界でも将来を嘱望された逸材。父親はノースカロライナ大でディフェンシブコーチを務めていたという。絶大な身体能力の持ち主で、打者として打率.275、本塁打15~20本を期待できるという原石だが、野球とアメフト以外にも恐るべき才能を持つ選手のようだ。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、アダムスが衝撃のスラムダンクを決める動画を紹介。「必見 エンゼルスのドラフト指名ジョーディン・アダムスがダンクの技術を見せつける」とのタイトルで特集している。
この動画からは、アダムスがバスケットボール選手として凄まじいポテンシャルを秘めていることが分かる。ゴール前でドリブルを開始すると大跳躍。両手でブロックショットを試みた相手役と空中で激突したが、微動だにせず。圧倒的な体幹の強さからダンクを決めて見せた。
MLBドラフト番組の解説者が「彼のダンクを見ました」とこの映像を紹介すると、共演者も「なんてことだ」と絶句。NBAのスーパースター、レブロン・ジェームスも顔負けのスラムダンクにスタジオのテンションも最高潮となった。
解説者は「彼は5ツ星のワイドレシーバーです。そして、ここが一番大事ですがアメージングなアスリートです。素晴らしいアスリートが野球に戻ってこようとしています。エンゼルスは運動能力を前面に押し出す方針を継続します」と称賛。記事では「エンゼルスはショウヘイ・オオタニという打撃と投球を両方できる選手をすでに抱えている。月曜日のMLBドラフトの17番目指名で、チームは多彩なタレントを加えたかもしれない」と分析している。
バスケ、アメフト、そして、野球で非凡な”三刀流”の才能を示すダンクアーティストが、大谷、マイク・トラウトとともに、エンゼルスの中軸を担う日がやってくるかもしれない。