トラウトがDL入り大谷の様子を明かす「かなり落ち込んでいた」「Wロス」
右肘内側側副靱帯の損傷でDL入り
右肘内側側副靱帯の損傷で8日(日本時間9日)に故障者リスト(DL)入りしたエンゼルス大谷翔平投手。開幕以来、投打の二刀流としてチームに貢献してきた23歳の離脱を、若き主砲マイク・トラウト外野手は「Wロスだ」と悔しがった。
9日(同10日)の試合前に取材に応じたトラウトは「チームにとってタフな損失。彼の投打の貢献を考えれば、Wロスだ」と話す一方、「みんなで穴を埋めたい」と前を向いた。大谷と水原一平通訳と電話で話をしたというトラウトは「彼は西海岸にいるから、少し話しただけだけど、ショウヘイはかなり落ち込んでいた」と話し、「ここまでいいシーズンを送っていただけに、タフなことだと思う」と思いやった。
トラウトは昨季、メジャー7年目にして初のDL入りを経験した。二塁にヘッドスライディングをした際に左親指の靱帯を断裂。約1か月半にわたり戦列を離れた。「長い1か月半だった。自分もチームと一緒に遠征に行って、勝利に貢献したかったから、すごく辛いこともあった」と振り返るが、それでも「考え込まずに」ポジティブにいることを心掛けたという。大谷へのアドバイスを求められると「試合に出られないのはタフなことだが、ポジティブでいること。トリートメントを受けて、できるだけ早く復帰できるように練習することだね」と話した。
大谷は最低でも3週間はノースロー調整のため、戦列復帰は早くても7月と見られる。ここまで投手として9試合に先発し、4勝1敗、防御率3.10、打者としては34試合で6本塁打20打点、打率.289の成績で、メジャー1年目にして初の球宴選出が期待されていた。DL入りしてもDHとしてファン投票で選出される可能性は高いが、トラウトは「あの経験は信じられないほど素晴らしい。本塁打競争から試合、雰囲気、ファン。とにかく素晴らしい経験。選出されたら行きたいと思うよ」と出場せずとも参加することを強く勧めていた。
(Full-Count編集部)