大谷DL入りで米メディアの落胆続く「MLBがスターを育てるチャンスが…」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

トーク番組キャスターが指摘、MLBにとって「間違いなく大打撃になる」

 右肘の内側側副靭帯の損傷により10日間の故障者リスト(DL)入りしたエンゼルスの大谷翔平投手。開幕から投打の二刀流として活躍を続け、メジャーリーグでスター選手に駆け上がる直前での離脱に、米メディアは「そのチャンスも消滅してしまう」と落胆の声を挙げている。

 投手として4勝1敗、防御率3.10、打者としては打率.289、6本塁打20打点と最高のスタートを切った大谷。だが、7日(日本時間8日)にロサンゼルスで多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受けた右腕は当面の間ノースロー調整を続け、3週間後の6月末にも再検査を受けて今後の治療方針を決定する見通しとなっている。

 米メディア「スポーツ・イラストレイテッド」のトーク番組では、DL入りした大谷を特集。仮に靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)となった場合は今季、さらには来シーズンもリハビリに費やすことになることに出演者は言及している。

 進行役のロビン・ランドバーグ氏は肘のケガは投手では良くあることとしながらも、「残念なことですね。他に誰も披露してくれなかったことを彼はしていたのです。しかし、これこそが投手が直面してしまう事なのです。スポーツ界で最も不規則な事と言えるでしょう」とコメントしている。

 大谷は開幕前のスプリングトレーニングで結果を残せず懐疑的な見方が多かったが、フタを開ければ投打でメジャーの話題を独り占めにした。もう一人の進行役のエイミー・キャンベル氏は「そして彼は大観衆をもたらしていました。彼が毎日話題となっていたと感じています。言うまでもなく、日本などの海外からの注目に関しても当てはまります。これは間違いなく(MLBにとって)大打撃となると思っています」と、“大谷ロス”を懸念している。

 右肘のケガにより、二刀流ルーキーの快進撃は一旦ストップせざるを得ない状況となった。ランドバーグ氏は「MLBにはスター選手が必要だと常に言われてきています。国中の話題となるものの事です。彼の二刀流の活躍で、MLBはスターを育て上げるチャンスがありました。しかも全国的な注目を集める程のです。しかし、(今回の怪我で)そのチャンスも消滅してしまうようですね」と、がっかりした様子でトークを締めくくった。

(Full-Count編集部)

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