マイコラス6回3失点好投も2敗目 指揮官「素晴らしい投球だったが援護が…」

6回3失点と好投も、今季2敗目を喫したカージナルスのマイコラス【写真:Getty Images】
6回3失点と好投も、今季2敗目を喫したカージナルスのマイコラス【写真:Getty Images】

6回まで打線は1安打無得点「先発に求めるのはチームに勝機を与えること」

 元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が12日(日本時間13日)、本拠地パドレス戦に先発し、今季2敗目(7勝)を喫した。6回を投げて6安打5奪三振3失点(自責3)と好投したが報われず。試合後、マイク・マシーニー監督は「4回に不運もあったが、素晴らしい投球をしてくれた。だが、援護できなかった」と、29歳右腕の好投を無にしたことを悔やんだ。

 この日、マイコラスが調子を乱したのは4回だけだった。先頭ホズマーに初球を先制ソロとして中堅スタンドに運ばれたが、指揮官は「打者が上手かった」と脱帽。マイコラスは冷静に2死を奪った後に、スバンジェンバーグのピッチャー返しを体で止めて一塁へ送球したが、紙一重の差でセーフとなった。2死一、二塁からもマーゴットの打ち損じが三塁内野安打となる不運が重なり、エリスの右前打で2失点。マシーニー監督は「強打されたわけではなく、不運が重なった。本当に良く投げてくれた」と何度も好投を労った。

 6月1日(同2日)本拠地パイレーツ戦で今季初黒星を喫した時も、6回を投げて2失点(自責1)と好投したがチームは完封負け。この日も、打線は6回まで1安打無失点に抑えられるなど、まったく援護ができなかった。指揮官は「徐々にバットは振れてきている」と打線の復調に期待しながらも、「先発に求めるのは、チームに勝機を与えてくれることだけ。彼はそれを成し遂げてくれている」と最後までマイコラスの好投を称えた。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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