2012年3冠王のカブレラ、空振りで左上腕二頭筋の腱断裂 手術で今季絶望に

タイガースのミゲル・カブレラ【写真:Getty Images】
タイガースのミゲル・カブレラ【写真:Getty Images】

米メディア「おぞましい知らせ」、指揮官も沈痛「球団にとって悲しい一日」

 タイガースの主砲ミゲル・カブレラ内野手が、12日(日本時間13日)の本拠地ツインズ戦でスイングをした際に左上腕二頭筋の腱断裂の重傷を負った。米メディアによると、手術を受けることが決まり、今季絶望だという。タイガースは借金6ながらア・リーグ中地区3位で、首位インディアンスとも5.5ゲーム差とまだ逆転のチャンスもあっただけに、あまりにも痛い離脱となった。

 3回1死走者なしで迎えた第2打席。カブレラはカウント1-1からオドリッジの変化球を空振りした際、すぐに左腕を抑えて痛みに顔を歪めた。バットを手から離し、そのままダグアウトへ。トレーナーに付き添われて、クラブハウスへと姿を消した。

 米国最大の移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」も、このニュースを速報。「ミゲル・カブレラが上腕二頭筋の腱断裂のため、シーズンに幕を下ろす手術を受けることになる」との見出しで伝えた。さらに、記事では「火曜日にタイガースは、一塁手のミゲル・カブレラが左腕の上腕二頭筋の腱断裂と診断され、修復の為の手術を受けることになるというおぞましい知らせを受けた。それにより残りのシーズンを欠場することになる。試合後に(監督の)ロン・ガーデンハイアーが報道陣に語った」と詳しく報じている。

 地元テレビ局「FOXスポーツ・デトロイト」は試合後の監督会見の様子をツイッターで公開。ガーデンハイアー監督は「間違いなくチームにとっては大打撃だ。彼にとってもね。彼は心を痛めている。彼がこの状況を乗り越えられるよう手助けしなければならない。我々球団にとって悲しい一日となってしまった。彼は一選手としても一人の人間としてもスペシャルな存在。これは痛手だ」と語っている。

 カブレラは現役を代表する強打者の一人。2012年には45年ぶりの3冠王に輝いた。昨季は打率.249と急激に成績を落としたが、今季はここまで38試合で打率.299、3本塁打、22打点と復調。ただ、5月には右太もも裏痛で故障者リスト(DL)入りし、今月上旬に復帰したばかりだった。

【動画】スイングの際に腱を断裂… タイガース主砲・カブレラが左上腕二頭筋の手術で今季全休に…

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY