「早く戻ってくれ、オオタニ」―米名物記者も二刀流右腕の早期復帰を“懇願”
トラウトは2020年終了後にFA濃厚、大谷とはあと1年しかプレーできないかも?
7日(同8日)に多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受けた大谷。このまま手術を受けずに復帰し、ずっとプレーを続けていければ、それに越したことはない。ただ、手術となれば当然、長期離脱となる。一般的に、トミー・ジョン手術からの復帰には14か月程度を要するとされている。来季を棒に振る可能性もある。エンゼルスにとって、それは痛いとローゼンタール記者は分析する。
「(エース右腕の)リチャーズがFAで退団し、オオタニがトミー・ジョン手術を受けることになれば、2019年のエンゼルスは2人の最高の先発投手を失うことになるといってもいい」
来季、先発ローテーションは大きな問題を抱えることになるという。さらには、大谷の復帰が2020年になると考えると、同年限りで契約満了となるスーパースターのマイク・トラウトともあと1年しか一緒にプレーできないかもしれないというのだ。世界一を目指す上でも、この2人をできるだけ長く一緒にプレーさせたいところだが……。
「トラウトは29歳でFAとなる。この先、彼は間違いなく勝利を求めることになり、恐らく故郷のニュージャージー州ミルビルにより近い所でプレーすることを望むことになるだろう。仮にトラウトが望む分だけの額を、(エンゼルス)オーナーのアート・モレノが支払うことに前向きであったとしてもだ」
オフにスクープを連発することで知られる敏腕記者のローゼンタール氏は、トラウトが契約満了でFAとなった後は、ニュージャージー州の近くに本拠地を置くチーム、つまりヤンキースなどが移籍先の有力候補になると予想。エンゼルスから離れる可能性が高いと見ている。
「早く良くなってくれ、ショウヘイ・オオタニ。エンゼルスは君を必要としている」
最後は“懇願”の文章で記事を締めくくった同記者。ワクワクするエンゼルス、大谷とトラウトが笑顔を弾けさせるエンゼルスを再び見られるのは、いつになるのだろうか。
(Full-Count編集部)