元Gマイコラス、制球乱れ5回4失点も…監督の信頼変わらず「卓越したシーズン」
勝敗つかずチームはサヨナラ負け「彼が見せてきた投球のようにいかない時もある」
巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手は18日(日本時間19日)、敵地フィリーズ戦に先発し、5回6安打4失点3奪三振1四球で勝敗はつかなかった。9回土壇場でチームが同点に追いつき、黒星はつかず。しかし、カージナルスは延長10回に逆転を許し、5-6でサヨナラ負けした。試合後、マイク・マシーニー監督はマイコラスについて「これまでに彼が見せてきた素晴らしい活躍に反するものだった」と振り返り、開幕からいかに圧倒的な投球を続けてきたかを強調している。
マイコラスは初回、制球が定まらずに逆球も多く、無死一、二塁からヘレーラにライトへの痛烈な先制3ランを浴びた。さらに、その後、2死からナップにタイムリーを浴びて、初回だけで4失点を喫した。しかし、2回は先頭打者に二塁打を浴びるも無失点。3回は8球で3者凡退、4回は3者連続三振と立ち直る。5回は2死からヒットを浴びるも、無失点に抑えて6回に代打を送られた。
カージナルスは9回に2点差を追いつき、延長10回には勝ち越すも、その裏に2失点で逆転サヨナラ負け。マイコラスの黒星は消えたが、試合には敗れた。マイコラスは88球を投げてストライクは58球。防御率は2.69となった。
試合後、マシーニー監督は「特に最初のイニングはそうだが、今日の投球はこれまでに彼が見せてきた素晴らしい活躍に反するものだった」と言及。この日は思い通りの投球をできなかったことは確かだが、続けて、今季のマイコラスがいかに凄い投球を続けてきたかを改めて強調した。
「彼はこれまでにカウントで優位に立ち、効果的な投球をし、どんどん(ストライク)ゾーンを攻めることを容易に見せてきた。(実際にそれを行うのは)彼が見せているほど簡単なことではない。カウントが不利になる投球をしてしまう日もある。彼はこれまで卓越したシーズンを過ごしてきている。これまでに彼が見せてきた投球のようにいかない時もある」
開幕からの活躍で、その実力は証明した。信頼が簡単に揺らぐことはない。この先もローテの軸として期待に応える投球を見せたいところだ。
(Full-Count編集部)