サンチェス、ジャッジ、スタントン…今季1位は194.9キロ、MLBの打球速度が凄い
想像を超えるメジャーリーガーの破壊力、上位はヤンキース勢が独占
驚異のパワーを見せつけてくれるメジャーリーグの世界。その破壊力は我々の想像を遥かに超え、もはや人間業とは思えないほどである。20日(日本時間21日)、ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が見せた打球など、まさにその典型だった。
4回に放った中前安打は、MLBのデータ解析システム「スタットキャスト」によると、打球速度は119.4マイル(約192.1キロ)を記録し、9回の弾丸ライナーで左中間スタンドに突き刺さったサヨナラ2ランは、117.9マイル(約189.7キロ)。これは、サヨナラ弾としては史上最速だったいう。
時速190キロ超の打球…。なかなか想像出来ないが、猛者揃いのメジャーリーグ。上には上がいるものである。この日のスタントンの打球は、今シーズンで3位の打球速度だったというから驚きだ。
今季ここまでで最速記録を叩き出しているのは、スタントンのチームメートであるヤンキースのゲーリー・サンチェス捕手。その打球速度は121.1マイル(約194.9キロ)という恐るべきもの。6月19日の本拠地マリナーズ戦で4回に放った弾丸ライナーで驚異の数字を叩き出している。
これに続くのは、これまたヤンキースのアーロン・ジャッジ。5月27日のエンゼルス戦で3回に放った右中間へのヒットが119.9マイル(約192.9キロ)を記録。これに続くのが、スタントンが放った中前安打だ。
トップ3には本塁打は無く、4位になってようやく本塁打が登場する。これまたスタントンで、6月6日のブルージェイズ戦での左翼スタンドへ弾丸ライナーで突き刺さるソロ本塁打。この打球は119.3マイル(約192キロ)だった。