前代未聞の誤審 オリ福良監督が激怒したワケと、シーズン終盤に残る不安

2014年にオリックスは“あと1勝”で優勝を逃している

 誤審は認めたが、結果は何も変わらない。ソフトバンクの中村晃が放った7号2ランはそのまま記録に残り、オリックスの1敗もそのままだ。だが、たかが“1敗”と見てはいけない。

 2014年のオリックスはソフトバンクと優勝争いを演じ10月2日にゲーム差なしの直接対決を迎えた。負ければV逸、勝てば残す2試合に連敗しなければ、優勝という大一番を経験している。結果的に敗れてリーグ2位となったが、あと1勝さえすれば優勝だった苦い経験がある。

 仮に今シーズン“あと1勝”でAクラス入りや、優勝という局面を迎える可能性だって十分にある。そうなった場合に責任は一体誰が取るのだろうか? いつもは温厚な福良監督が見せた鬼の形相が全てを物語っている。オリックスにとって大きな1敗にならないことを祈るばかりだ。

(Full-Count編集部)

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