南北大阪大会の組み合わせ決まる 大阪桐蔭は16日、履正社は15日に初戦

第100回全国高等学校野球選手権記念南大阪、北大阪大会の組み合わせ抽選会が行われ3回戦までの対戦カードが決定【写真:沢井史】
第100回全国高等学校野球選手権記念南大阪、北大阪大会の組み合わせ抽選会が行われ3回戦までの対戦カードが決定【写真:沢井史】

大阪桐蔭は関西創価と四條畷の勝者と対戦

 第100回全国高等学校野球選手権記念南大阪、北大阪大会の組み合わせ抽選会が22日に行われ、南大阪87チーム、北大阪88チームの3回戦までの対戦カードが決まった。4回戦、準々決勝の組み合わせは7月21日、準決勝は24日に行われる(雨天で大会日程が変更された場合は抽選日も変更となる)。

 今春のセンバツで連覇を果たした大阪桐蔭は、16日に大阪信金シティスタジアムで関西創価と四条畷の勝者と、昨春センバツ準優勝の履正社は15日に豊中ローズ球場で摂津と高槻の勝者、今春大阪大会準優勝の関大北陽は、13日に南港中央野球場で渋谷と対戦する。

 大阪桐蔭のパートは抽選が半ばを過ぎてもなかなか決まらず、心中は落ち着かなかったのかもしれない。だが中川卓也主将は「相手はどこが来ても粘り強く戦うだけ。相手を気にすることはなく戦っていきたい」と冷静だった。相手は1勝したうえでの戦いにもなる。それでも「怖さを感じるかもしれませんが、相手の粘りや勢いには負けないように。自分たちは(開幕日の)7月7日に合わせて調整してきましたが、(少し後になった)16日に向けて調整していきます」と前向きに話した。

 履正社の浜内太陽主将も同じく冷静だ。だが、先日の大阪北部地震で月曜日から3日間練習ができなかったという。地震当時は朝の小テストを受けるために早めに通学しており、その前に朝練をこなした直後でジャージの状態で大きな揺れを感じたという。「みんなとっさに机の下に隠れていましたが、自分は教室にみんなちゃんといるのかを確認していました」と初めて経験した恐怖におびえることなく落ち着いて動いていた。

 その後、大雨警報で学校が休みになるなど日常生活にも支障があったが、21日は練習試合をこなすなど夏モードへ順調に歩を進めている。「(夏の甲子園を目指すには)大阪桐蔭さんは倒さないといけない相手。でも他にも強いチームはたくさんあるので、一戦一戦しっかり戦っていきたい」と力強く話した。

 この2校以外にも関大北陽や好投手のいる汎愛、大阪桐蔭を春に苦しめた寝屋川など力のあるチームも多い。南大阪も春の大会4強の大体大浪商や昨秋近畿大会8強の近大付、打線のいい大塚などが面白い。南大阪、北大阪大会は来月7日、京セラドームで開幕する。

【一覧】大阪大会組み合わせ抽選結果(南大阪)

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