マイコラス、“巨人スタイル”で快投 “マリオ髭”さっぱりで地元TVは…不満!?
7回途中2失点で8勝目、自慢の口髭をさっぱり剃り落とした姿に…
巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手が23日(日本時間24日)の敵地ブルワーズ戦で6回2/3を3安打5奪三振2四球2失点と好投し、8勝目(2敗)を挙げた。初回の2失点の後は、2回途中から15打者連続凡退に仕留めるなど快投。頼れる捕手ヤディアー・モリーナの2本塁打で逆転して3-2で勝利した。投球内容は地元メディアでも絶賛されたが、TV局は口髭を剃ったマイコラスの“変化”に注目。「ビフォア」「アフター」の写真を紹介した上で「ハッピーではない」と冗談交じりに伝えている。
マイコラスは初回に1死満塁のピンチを招き、アギラルの犠飛、ミラーの遊撃内野安打で失点。2点を先制される展開となった。しかし、直後の2回に相棒のモリーナのソロ弾で1点を返すと、マイコラスも2回裏に先頭ピーニャに右前打を許した後は7回1死まで15打者連続凡退の快投。6回にはモリーナがこの日2本目の本塁打となる2ランを放ち、逆転に成功した。
マイコラスは7回1死からミラーに四球を与えたものの、続くペレスは遊ゴロに仕留める。だが、併殺になるかと思われた打球を味方が失策。2死二塁となり、ここで降板となった。それでも、2番手のヒックスが後続を断ち、マイコラスに勝利投手の権利が残ると、カージナルスは救援陣がリードを守りきった。
ここまで15試合に登板して8勝2敗、防御率2.69、WHIP(1イニングあたりの四球+安打)0.97とエース級の活躍。セントルイスでは人気も急上昇中だが、この日はかなりルックスが変わっていた。立派に蓄えていた「スーパーマリオ」のような口髭をバッサリと剃り落としてマウンドへ。つるつるフェイスの“巨人スタイル”で快投を見せたのだ。
試合を中継する「FOXスポーツ・サウスウェスト」は公式ツイッターで「ビフォア」と「アフター」の写真を掲載。そして、「この変化にまだハッピーになれない…」との文言を添えた。どうやら、立派な口髭はメディアやファンのお気に入りだったようだ。ただ、ルックスが変わってもしっかりと結果を残したマイコラスの人気が、野球熱の高いセントルイスでさらに上昇したことは間違いない。