ダルビッシュ、厳しい現実に直面 苦悩吐露「やばいでしょ。察してください」
状態上向かず、「なかなか自分の体がいい返事をくれない」
周囲も懸命にサポートしているが、思うように状態が回復していない様子で、「残念? 残念というか、もちろん投げるつもりでいますよ。だけど、ここまでいろんなことをトレーナーの人もしてくれてるし、みんなが助けてくれようとしてくれている中でなかなか自分の体がいい返事をくれないというか。そういう状況が続いている。うれしくはない。仕方がない」と苦悩を吐露。「単純にキャッチボールができてない。左のほうが明らかに球が速いんで」と話し、「同じ場所が痛いっていうのはトミー・ジョン(手術)の直前もあったけど、あの時は痛くても投げられてた。投げるとけっこう大丈夫だった。ちょっとタイプが違うのかな」とも明かした。
それでも前を向いて取り組んでいるという右腕。「はやる気持ちを抑えるのは難しい? 難しいですよ、自分は投げたいし、明らかに昔の自分だったら早々にノーっていってるようなところをぎりぎりまで粘ろうとしている自分を見てもまだ私情が入ってるんだろうなと感じている部分もある」と語る一方、「最短での復帰? まったくわからない。明日かもしれないし、5年後かもしれないし、わからない。神のみぞ知るというところで」と話した。
カブスは26日(同27日)時点でナ・リーグ中地区でブルワーズに次いで2位。ワイルドカードではプレーオフ圏内につけている。ダルビッシュは早い段階で復帰し、チームを後押しすることができるか。完全復活が待たれるところだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)