タッチをかわす“プチ神走塁”!? スズキが「ゴージャス」スライディングで生還
巧みな動きで捕手のタッチ逃れる「素敵」「滑らか」
ブレーブスのカート・スズキ捕手が27日(日本時間28日)の本拠地レッズ戦で「ゴージャス」なスライディングを見せ、称賛を浴びている。本塁突入のタイミングはアウトだったものの、巧みな動きでタッチをかわして生還。MLB公式ツイッターが動画を紹介すると、ファンから「素敵」「滑らか」といった声があがった。
2-2の同点で迎えた4回2死一、二塁の場面。ブレーブスのカマルゴがレフト前ヒットを放った。スズキは三塁を回って一気に本塁へ。レフトからの送球は一塁側に少し逸れた。
それでも、タイミングはアウト。キャッチした捕手のカサリが体を伸ばしてタッチにいったが、同じ捕手のスズキはスライディングしながら、なかなか左手でベースをタッチしにいかない。カサリのミットを巧みな動きで交わすと、最後の最後に左手をついてセーフ。スロー映像で見ても、カサリのタッチはあと数センチのところで届いていなかった。
試合を中継していた地元テレビ局「フォックススポーツ・サウス」の実況は大喜び。「ホームへの送球は…間に合いません! なんというスライディングでしょう! カート・スズキのゴージャスな動きです! カサリがタッチする前にホームにたどり着きました。信じられません!」とまくしたてると、解説者も「美しかったですね。素晴らしい!」とコメント。実況は「もしカサリのグローブがもう1センチ長かったら、彼のももをタッチできていたでしょう」と続けた。
MLB公式ツイッターは「良いスライディングは驚くほど効果的である」との一言を添えて、動画を紹介。フォロワーからは「完璧」「最高のスライディングだ、カート!」「美しい!」「滑らか」「なんて素敵なスライディング」「とてつもないスライディング!」などと称賛の声が集まった。
決して走塁が得意ではないスズキの何とも“上品”なスライディング。ブレーブスは5-6で逆転負けを喫したものの、“プチ神走塁”で本拠地を大きく沸かせた。