W杯6連覇を目指す侍女子代表、強化合宿開始「どれだけ意思疎通できるか」

侍ジャパン女子代表のミーティングの様子【写真:石川加奈子】
侍ジャパン女子代表のミーティングの様子【写真:石川加奈子】

合流初日はミーティング、敵地で行われる大会への心構えを説く

「第8回 WBSC女子野球ワールドカップ(8月22~31日、米国フロリダ)で6連覇を目指す侍ジャパン女子代表が28日、強化合宿地の新潟県新潟市入りした。

 代表選手20人が発表されてから初めての合宿。夕方に新潟市役所を表敬訪問した後、宿舎に戻ると早速ミーティングを行った。

「侍ジャパン女子代表の選出、おめでとうございます」と笑顔で語りかけた橘田恵監督は、29日から7月3日までHARD OFF ECOスタジアム新潟で行う5日間の合宿の狙いを説明。「焦る必要はないけれど、いかにお互いコミュニケーションを取れるか。いいところも悪いとこも含めて、どれだけ意思疎通できるかが大事」と説いた。

 12年から3大会でワールドカップ技術委員と技術委員長を歴任した橘田監督は、敵地で行われる大会での心構えについても伝授した。過去の大会では、宿舎到着時にエレベーターが止まっていて、大きな荷物を抱えて、9階まで階段まで上がった例などを紹介。「バスが来ないとか、いろいろなことがあると思う。アクシデントに強くなろう」と想定を呼びかけた。

 その後、選手ミーティングでピックオフやバントシフトについて、じっくりと話し合った。29日からは、U-18(マドンナスターズ)、地元の開志学園高、中学男子の新潟ヤングと練習試合を行い、チーム力を高めていく。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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