スプリットは「大魔神」の本で勉強―大活躍の平野佳寿、宝刀の“ルーツ”明かす
スプリットで肘を痛めることはない!?
「誰にも教わっていないんです。投げ始めてみて、どのように(佐々木氏が)握っているのかを本で確認しました。自分が投げやすい握り方を見つけました」
まずは本で勉強し、その後、自分に合った握りを身につけていった。メジャーの猛者を手球に取る“宝刀“をほぼ独学で磨いていったと平野は取材に対して説明している。
メジャーでは、スプリットが肘に負担をかける球種だという見方も多いが、平野は記事の中でこれについて否定。スプリットを投げなくても肘を痛める選手がいるとして、「もしかしたら、怪我の原因は力を込めて投げることかもしれません。アメリカでは力を込めて投げる選手が多いです」と推測している。
直球とスプリット。この2球種だけで打者を抑え込む姿に、米メディアからは上原浩治投手との共通点を指摘する声も出始めている。今季から日本球界に復帰した偉大な先輩が、ほぼ“無敵”だった2013年に打ち立てた27試合連続無失点という記録まで、あと「3」。平野が“宝刀“を武器にメジャー1年目で歴史を塗り替えようとしている。
(Full-Count編集部)