鷹サヨナラ勝ち、オリ接戦制し、上位と差詰める…混パ、29日はこうなった

左からソフトバンク・工藤監督、西武・辻監督、日本ハム・栗山監督【写真:荒川祐史】
左からソフトバンク・工藤監督、西武・辻監督、日本ハム・栗山監督【写真:荒川祐史】

西武は最下位楽天に大敗、日本ハムも接戦を落とす

 近年でも稀に見る混戦となっている今季のプロ野球。セ・リーグは2位から6位までの順位が連日入れ替わる団子状態となっており、パ・リーグも首位から5位までが5ゲーム差にひしめいている。29日も各地で6試合が行われ、激しい試合が展開された。

 パ・リーグでは順位変動こそなかったが、1、2位が敗れ、3位、4位が勝って、その差が詰まった。首位の西武は楽天に大敗。先発の菊池が2016年から13連勝と得意としていた楽天打線につかまり、5回6失点でKO。その後も投手陣が失点を重ねて21被安打15失点を喫した。

 勝てば、首位にゲーム差無しで並べる日本ハムだったが、オリックスに接戦の末に敗れた。先発のマルティネスが7回途中2失点と粘りの投球を見せたが、打線がオリックス先発の西を攻略出来なかった。勝ったオリックスは36勝33敗となり、首位・西武とは4ゲーム差となった。

 劇的な幕切れで勝利を掴んだのはソフトバンク。2点ビハインドで迎えた9回にチャンスを作ると、2死一、二塁で長谷川勇の右前適時打で1点差。さらに一、三塁で上林が左中間を破る2点適時打を放ってサヨナラ勝ちを収めた。2位日本ハムと2ゲーム差、首位西武と3ゲーム差に詰め寄った。ロッテは守護神の内が大炎上。勝てば、オリックス、ソフトバンクと並んで3位タイとなるが、目前で白星を逃した。
 
【28日終了時点】
1西武 40勝28敗1分
2日本ハム 40勝30敗0分 1.0
3ソフトバンク 36勝32敗0分 3.0
4オリックス 35勝33敗3分 1.0
5ロッテ 35勝33敗0分 0
6楽天 25勝44敗1分 10.5

【29日終了時点】
1西武 40勝29敗1分
2日本ハム 40勝31敗0分 1.0
3ソフトバンク 37勝32敗0分 2.0
4オリックス 36勝33敗3分 1.0
5ロッテ 35勝34敗0分 1.0
6楽天 26勝44敗1分 9.5

(Full-Count編集部)

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