大谷翔平、4日に合流→5日に戦列復帰か 米メディアが予想「出場となると…」
右腕リークが先発する5日にアクティブ・ロースター登録か
右肘内側側副靭帯損傷で故障者リスト(DL)入りしているエンゼルスの大谷翔平投手の戦列復帰は、4日(日本時間5日)の敵地マリナーズ戦になるとの見方を米メディアが示している。打者として先に戦列に戻る二刀流は、マリナーズとの3連戦初戦となる3日(同4日)からチームに合流すると伝えられているが、地元テレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」でエンゼルス戦の実況を務めるホセ・モタ氏は、相手先発が右腕の予定となっている第2戦にアクティブ・ロースターに登録されると予想している。
大谷はすでに実戦形式での練習を行っており、地元紙「ウィッティア・デイリーニュース」によると、2日間で20打席に立ったという。ビリー・エプラーGMは「彼の状態は良いようだった。打席内で良い判断ができており、強い打球が打てていた」と手応えを示したといい、次のマリナーズ3連戦からチームに戻ってくると見られている。
最短ならば3日(同4日)の初戦に復帰可能だが、モタ氏は「私は(大谷が敵地遠征に)帯同すると信じています」としながら、「ですが、出場となると、ローテーションの中盤となる右投手のマイク・リークが登板するまで恐らく待つことになるでしょう」指摘している。
マリナーズの3日(同4日)の先発は元西武の左腕ウェイド・ルブラン。「打者・大谷」は今季、右投手に対しては打率.337、6本塁打、19打点だが、左投手に対しては打率.143、1本塁打、1打点と差が出ている。本人に苦手意識はないものの、より良い条件で復帰させる可能性は確かにある。第2戦の先発が右腕リークの予定となっている。
モタ氏はさらに「マイク・ソーシアは彼の起用に関してはじっくりと進めていくでしょう。エンゼルスは他にもロースターで変更することがあります。彼らがオオタニをどのように起用していくか注目です」と付け加えた。復帰後も、あらゆる状況を見ながら起用法を考えていくことになりそうだ。
大谷不在の間にア・リーグ西地区4位に沈み、首位アストロズとは11ゲーム差、ワイルドカード争いでも圏内の2位マリナーズまで11ゲーム差と引き離されてしまったエンゼルス。プレーオフ進出ヘ向けて、極めて厳しい状況となっているが、二刀流右腕が“救世主”となるだろうか。
(Full-Count編集部)