期限まで約1か月 ロッテ育成大砲候補「和ギータ」を変えたDeNA筒香の助言

「アウトコースの球をへっぴり腰にならないようにスイングすること」

 和田は筒香から学んだことをしっかりと練習で実践し、ロッテ浦和球場で行われる試合前のフリー打撃もセンターから左への打球が多い。和田だけでなく、香月一也内野手、安田尚憲内野手といった左の打者も、試合前のフリー打撃で反対方向への打球が目立つ。

「練習の時は逆方向を意識しているので、アウトコースの球をへっぴり腰にならないようにスイングすることを意識しています。そういうことを確認しながら(29日の試合前打撃)練習をしていました」

 逆方向への意識をしながらも、持ち味であるフルスイングも忘れない。7月2日時点で2軍の公式戦では52打席立っているが、三振数は20。それでも、糸井嘉男外野手、筒香らを育て上げた大村巌打撃コーチからは「三振はいくらしてもいいから、自分のスイングだけは崩さないように」とアドバイスを受けている。

 フルスイングが持ち味の和田は、現在育成選手。支配下選手登録期限となる7月31日まで1か月を切った。「期限までにできることをやっていきたいと思います」。“逆方向”、“フルスイング”でアピールし、反対方向への重要性を教えてくれた筒香に良い報告を届けたいところだ。

【動画】豪快な打撃だけじゃない! ロッテ・和田和田康士朗が好返球で守備でもアピール!

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY