代打・大谷は最高の切り札? 同僚左腕が勝利に笑顔「代打で起用できるなんて」

投手・大谷は復活せずも、打者でインパクト十分の働き
エンゼルス大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地でのドジャース戦で代打決勝ホームランの活躍で、チームを勝利に導いた。この日、先発マウンドに上がり、5勝目を手にした左腕アンドリュー・ヒーニーは「本当に感心させられるね」と、打者・大谷の活躍を称えた。
二刀流の活躍で注目された大谷は、6月7日(同8日)に右肘内側側副靱帯の損傷で故障者リスト入り。約1か月の治療とトレーニングを経て、7月3日(同4日)に打者として戦列復帰。スプリングトレーニングから同じ投手として、投打にわたる規格外の才能を目の当たりにしてきたヒーニーは、この日、あらためて打者・大谷のスゴさに感服させられたようだ。
「彼を代打やDHで起用できるなんて、僕たちにとっては素晴らしいこと。攻撃陣にとって間違いなく助けになるよ」
攻撃陣にとって助けになることは、投手にとって強力な援護が増えることも意味する。投手・大谷を戦力として計算できないことは痛手だが、復帰からの6戦で2度にわたり、チームの勝利に直結する働きを披露。打者としての勝負強さに、同僚投手も大満足のようだった。