オリックス“選手会長”の移籍組は新天地で好結果!? 伊藤光は再び輝けるか
オリックスは過去6年間で選手会長3人を放出
オリックスは伊藤光捕手、赤間謙投手とDeNA高城俊人捕手、白崎浩之内野手と2対2の交換トレードを発表した。2014年にベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得するなどチームを支えてきた伊藤の放出。近年は若月の台頭もあり出場機会が減少していたが、ファンも衝撃を受けたに違いない。
若手時代からチームを支え、オリックスの顔として活躍してきた選手の移籍は伊藤だけではない。過去には2013年1月に大引啓次内野手が日本ハムへトレード、2015年オフには坂口智隆外野手が球団から減額制限を超える大幅な減俸を提示され自ら自由契約を選択し、ヤクルトへ移籍している。
伊藤、坂口、大引の3選手はいずれも選手会長を務めた経緯がある。チームメートからの信頼も厚く、ケガ、不調などで成績を落とした時期もあったが、間違いなくオリックスを支えた選手たちだ。現在チームはBクラスだが、今季のパ・リーグは近年稀にみる混戦模様。フロント陣も何とかAクラス、優勝を狙うために苦渋の決断を下したのだろう。
だが、当時は大引、坂口ともに不本意ながらチームを去ったものの、翌年には個人成績を大幅に上げている。大引は日本ハムに2年所属し、その後、FAでヤクルトに移籍。2015年にはリーグ優勝を果たすなど自身のキャリアを上げている。坂口に至ってはヤクルトに移籍してから2年連続で155安打をマークするなど完全復活を果たしたといっていい。
伊藤光は2013年には打率.285をマークするなど巧打も武器。そしてエース・金子千尋とバッテリーを組んだ経験は今後に生きてくるはずだ。2014年10月2日、ソフトバンクと優勝争いを繰り広げ、延長10回に惜しくも敗れ涙した姿は今も記憶に新しい。移籍した先輩2人に続き新天地で再び活躍することはできるだろうか。
以下はオリックスから移籍翌年の成績
大引啓次(オリックス→日本ハム)2012年オフに選手会長就任も13年1月にトレード
2012年 110試合、打率.224、6本塁打、20打点、6盗塁
2013年 120試合、打率.266、3本塁打、32打点、13盗塁
坂口智隆(オリックス→ヤクルト)2014年選手会長
2015年 36試合、打率.262、1本塁打、5打点、1盗塁
2016年 141試合、打率.295、0本塁打、39打点、7盗塁
伊藤光(オリックス→DeNA)2015年選手会長
2018年 7試合、打率.000、0本塁打、0打点、0盗塁
2018年 ?
(Full-Count編集部)