元中日、巨人の中尾孝義監督率いる専大北上、5回コールドで初戦敗退

2回に大量10失点、打線も振るわず…

 全国高校野球選手権岩手大会で11日、中日と巨人で強打の捕手として活躍した中尾孝義氏が監督を務める専大北上が、初戦の2回戦で花巻南に2-14で5回コールド負け。2006年以来となる夏の甲子園への夢は、まさかの初戦敗退で潰えた。

 専大北上は2回、投手陣が乱れて押し出しの四球を与えるなど大量10点を失い、4回にも4失点。打線も振るわず、2点を返すのがやっと。ビハインドを跳ね返すことが出来ないまま、5回コールドで敗れた。

 昨年3月に中尾さんが監督に就任して以降、次第に力をつけ、今年の春の県大会では準優勝。決勝でセンバツベスト8の花巻東に4-5で惜敗したものの、東北大会にも出場した。夏も打倒花巻東の有力校と目され、第2シードに推されていたが、あっけなく姿を消した。

 信じられない結末に、選手たちは茫然自失。まさかの初戦敗退に、ただただ涙が止まらなかった。

【表】春の県大会準優勝の専大北上が初戦敗退… 岩手大会のトーナメント表

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