投手が大豊作、西武は投打で苦戦…パ各球団を点数で評価、前半戦助っ人査定
アルバース、ボルシンガーとエース級の働きを見せている
◯3位:ソフトバンク(76試合39勝37敗0分)50点
リバン・モイネロ投手
37試合4勝1敗0S12H 4.26
リック・バンデンハーク投手
14試合6勝6敗0S0H 9QS 4.26
デニス・サファテ投手
6試合1勝0敗0ホールド5セーブ 3.00
ジュリスベル・グラシアル内野手
12試合30打数9安打0本塁打1打点 .300
アルフレド・デスパイネ外野手
75試合253打数56安打19本塁打47打点 打率.221
1軍出場なし
ロベルト・スアレス投手
新戦力
アリエル・ミランダ投手
優勝候補に推されながらも、苦戦が続くソフトバンク。助っ人勢の働きが例年に比べてイマイチなのも、その一因になっている。守護神のサファテが右股関節の手術でチームを離れ、モイネロは37試合に投げて防御率4.26と昨季ほどの安定感が感じられない。先発のバンデンハークも6勝6敗の五分で、防御率4.26となっている。デスパイネも19本塁打こそ放っているが、打率は2割そこそこを推移。新助っ人として左腕のミランダを獲得した。
◯3位:オリックス(80試合39勝37敗4分)40点
アンドリュー・アルバース投手
14試合9勝1敗0S0H 10QS 防御率2.41
ブランドン・ディクソン投手
11試合1勝5敗0S0H 5QS 防御率4.83
ステフェン・ロメロ外野手
75試合285打数65安打14本塁打36打点 打率.228
クリス・マレーロ内野手
52試合177打数37安打10本塁打21打点 打率.209
新加入
ドン・ローチ投手
オリックスは助っ人の明暗がハッキリと分かれてしまった。新助っ人のアルバースはリーグ2位タイの9勝をマークし、防御率2.41と堂々たる成績。先発ローテの柱として活躍している。その一方でディクソンはわずか1勝止まり。打線の核となるべきロメロ、マレーロもともに不振で成績が低迷した。後半戦に向けてローチを獲得。助っ人の活躍次第では上位を脅かす存在となりそうなのだが…。
○5位:ロッテ(80試合40勝38敗2分)30点
チェン・グァンユウ投手
8試合0勝1敗0S1H 5.52
エドガー・オルモス投手
2試合0勝2敗0S0H 0QS 7.71
マイク・ボルシンガー投手
13試合11勝1敗0S0H 10QS 防御率2.16
タナー・シェッパーズ投手
22試合0勝1敗0S9H 防御率3.86
マット・ドミンゲス内野手
37試合84打数16安打7本塁打16打点 .190
1軍出場なし
フランシスコ・ペゲーロ外野手→自由契約
とにかくボルシンガーの存在が大きかった。ここまでハーラー単独トップの11勝をマークし、防御率2.16はリーグ2位。2勝目をマークした試合から10戦10勝と驚異的な成績を残しており、石川と並ぶ2枚看板となっている。ただ、ボルシンガー以外の外国人は厳しい。シェッパーズは9ホールドをマークしているものの、ファームへ。チェン、オルモスは戦力になっておらず、ドミンゲスも打率.190と低調だ。
◯6位:楽天(79試合29勝49敗1分)50点
フランク・ハーマン投手
30試合1勝1敗9S10H 防御率1.24
宋家豪投手
12試合1勝2敗0S4H 防御率3.97
ゼラス・ウィーラー内野手
59試合208打数54安打5本塁打20打点 打率.260
ジャフェット・アマダー内野手
49試合158打数41安打12本塁打30打点 打率.259
カルロス・ペゲーロ外野手
65試合240打数55安打16本塁打38打点 打率.229
オコエ・ディクソン外野手
10試合33打数8安打1本塁打3打点 打率.242
1軍出場なし
ジョシュ・コラレス投手
借金20でパ・リーグの借金を全て抱えてしまっている楽天。助っ人の活躍はまずまずといったところか。大きくチームに貢献しているのはリリーフのハーマン。開幕当初はセットアッパー、シーズン途中からは不振の松井裕に代わって守護神を務め、ここまで1勝1敗9セーブ10ホールドをマーク。防御率も1.24と優秀だ。骨折のため登録抹消中のウィーラーは.260の5本塁打、アマダーは.259で12本塁打、ペゲーロは.229で16本塁打と、成績としてはまずまずといったところ。ここが上向けば、チームとして浮上するキッカケとなりそうだ。
(Full-Count編集部)