レ軍外野手が本塁打強奪のスパイダーキャッチ 敵軍白旗「最高のセンター」

打ったカーペンター「彼の方に打つとあまり良い気がしない」

 MLBのデータシステム、スタットキャストによると、打球の滞空時間は6秒で、ハミルトンはその間に85フィート(約25・9メートル)を背走。単純に計算すると、ハミルトンの走った速度は時速15・54キロとなり、自転車で走るのとほぼ同じスピードになる。こう書くとあまり速く感じないが、上空の打球を見ながらそのスピードで後ろ向きに走ると考えると、その身体能力は底知れない。

 MLB公式サイトでは、「2回目に振り返った時、ウォーニングトラックのあたりにいたんだ。もう1回打球を見上げて、また振り向いた時、『OK、フェンスがあそこならやってみよう』と思ったんだ。よじ登るには十分な時間があったよ」と語るハミルトンを紹介。

 また、カーペンターに打たれたレッズのギャレット投手は「あんなキャッチは見たことがない。僕の人生の中で最高のキャッチのひとつだと思う。僕が思うに、ビリーは最高のセンターだ」と賛辞を惜しまず、本塁打を1本損したかっこうのカーペンターも「優れたキャッチだった。グレートなプレーだ、間違いなくね。正直、彼の方へボールを打つときはいつもあまり良い気がしないんだ」と語ったことを報じている。

【動画】「キャッチオブザイヤー!」 “メジャー最速男”の本塁打“強奪”スパイダーキャッチ!

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