データだけじゃない! 膳所がサヨナラ勝ちで3回戦進出 滋賀大会2回戦

選抜出場の膳所高校が3回戦に進出【写真:編集部】
選抜出場の膳所高校が3回戦に進出【写真:編集部】

9回に同点に追いつかれるもその裏に有川がサヨナラタイムリー

 第100回全国高校野球選手権記念滋賀大会で、今春の選抜大会に出場した膳所が8-7で守山をサヨナラ勝ちで下した。

 先発のマウンドに上がったのは初戦で3失点完投した背番号「11」の長野。初回に長短打を浴びいきなり2点を失う苦しい展開となった。それでも4回に打線が援護。7番石川の左前タイムリー、1番星田の走者一掃のタイムリー三塁打で一挙4点を奪い逆転に成功する。

 2点リードで迎えた7回。長野が1点を失ったところでエース手塚が登板したが、2死満塁から2点タイムリーを浴び逆転を許す。その裏、膳所は3番平井のタイムリー三塁打で同点に追いつくと相手投手の暴投で勝ち越しに成功した。

 さらに8回は満塁のチャンスを作ると押し出し四球で1点を追加した。それでも9回、エース手塚がタイムリーを浴び1点差に詰め寄られると、内野ゴロの間に同点に追いつかれた。

 同点の9回。2死から7番石川が三塁打を放つと、続く有川が中前へサヨナラタイムリーを放ち試合に終止符を打った。

 今春の選抜ではデータ班部隊が相手打者の傾向などを分析し、思い切った守備シフトを敷くなど話題を呼んだ。初戦の湖南農戦でも初回に3点を失い逆転勝利を収めるなど、自慢のデータに反発力もついた膳所。1978年以来40年ぶりの夏の甲子園出場を目指す。

【表】選抜出場の膳所高校がサヨナラ勝利で3回戦に進出! 滋賀大会のトーナメント表

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY