米球宴ホームラン競争、地元ナショナルズのハーパーがド派手衣装で初制覇
決勝戦は終盤に驚異の追い上げてシュワーバーに勝利
第89回オールスター戦(ワシントンDC)のホームラン競争が16日(日本時間17日)に行われ、地元ナショナルズのスーパースター、ブライス・ハーパーが初制覇を果たした。決勝で後半に驚異的な追い上げを見せ、カイル・シュワーバー(カブス)を撃破。大歓声を浴び、喜びを爆発させた。
4分間で放った柵越えの数で競い合うメジャーのホームラン競争。第1ラウンドでは、第1試合でリース・ホスキンス(フィリーズ)が17本の柵越えを放ち、シーズン前半戦でリーグトップの24本塁打を放ったヘスス・アギラー(ブルワーズ)を撃破。第2試合では、シュワーバーが16本塁打で、アレックス・ブレグマン(アストロズ)を破った。
第3試合では、ハビアー・バエス(カブス)の16本に対して、新鋭のマックス・マンシー(ドジャース)が17本を放ち、準決勝進出。第4試合では、地元ナショナルズのスーパースター、ハーパーが登場した。大歓声の中、“はちまき”やバットをはじめ至るところに星条旗をあしらったド派手ないでたちで規格外の柵越えを連発。先攻フレディ・フリーマン(ブレーブス)の12本を上回ったところで決着がつき、13本塁打で準決勝に進出した。
準決勝の第1試合では、ホスキンスが20本を放ったが、シュワーバーが後半に猛烈なラッシュを見せて21本で勝利。一方、第2試合はマンシーが12本に終わり、後攻のハーパーがここでも13本塁打を放って決勝に駒を進めた。
決勝では先攻のシュワーバーが18本塁打を記録。後攻のハーパーは大歓声を浴びて打席に入ったが、低調なスタートとなった。しかし、残り1分を切ったところから柵越えを連発。4分間で追いつくと、440フィート(約134メートル)以上のホームランを2本以上放つと与えられる30秒のボーナスタイムで1本を追加し、勝利を決めた。ハーパーは計45本の柵越えを放ち、5年ぶり2度目の出場で初制覇。ナショナルズ・パークは歓喜の渦に包まれた。
【第1ラウンド】
リース・ホスキンス(フィリーズ)17本 ◯
対
ヘスス・アギラー(ブルワーズ)12本
カイル・シュワーバー(カブス)16本 ◯
対
アレックス・ブレグマン(アストロズ)15本
ハビアー・バエス(カブス)16本
対
マックス・マンシー(ドジャース)17本 ◯
フレディ・フリーマン(アストロズ)12本
対
ブライス・ハーパー(ナショナルズ)13本 ◯
【準決勝】
ホスキンス 20本
対
シュワーバー 21本 ◯
マンシー 12本
対
ハーパー 13本 ◯
【決勝】
シュワーバー 18本
対
ハーパー 19本 ◯