大谷翔平、二刀流で異例の米“殿堂入り” キャップに続きヘルメットも寄贈へ
ヘルメットは「壊れるか、新しいものを使うタイミングでお願いしてます」
ベーブ・ルース以来、約100年ぶりの二刀流として全米メディアの注目を集めている大谷。投手としての第一歩の“証拠”はすでに野球殿堂に鎮座している。「投手としてデビューした試合のキャップは現在展示されています」。4月1日の敵地アスレチックス戦で着用した赤いキャップは現在、野球殿堂の「ホール・ニュー・ボールゲーム」というエキシビジョンのハイライトとなる最終ケース「現代野球」のコーナーで飾られている。そして、「打者・大谷」の象徴であるヘルメットもクーパーズタウンにやってくる。
シェスタコフスキー氏は「ヘルメットは年間通じて同じものを使います。壊れるか、新しいものを使うタイミングでお願いしています」と説明する。つまり、今季終了後に殿堂入りとなる可能性が高い。
日本人メジャーリーガーの用具はクーパーズタウンで人気を博している。「日本人選手の用具は数多く集まっています。ムラカミ、ノモ、ササキ、イチロー……コウジのグラブもあるんですよ」。かつてレッドソックスの広報担当だったシェスタコフスキー氏は、今季巨人に復帰した上原浩治投手のグラブの存在も明かしている。数々の偉大な記録を打ち立ててきたマリナーズのイチロー外野手の展示品は多く、本人が殿堂に特別な思いを抱いていることも広く知られている。
豪快なバッティングとピッチングでメジャーファンを魅了している大谷はどんな成長曲線を描くのか。そして、将来は米国野球殿堂入りを果たすのか。今から楽しみで仕方ないが、キャップとヘルメットは一足先にクーパーズタウンでベースボールの歴史の一部となる。
(Full-Count編集部)