カ軍のカーペンター打棒爆発で記録ずくめ MLB史上2人目の3本塁打2二塁打
敵地カブス戦で今季6本目の先頭打者弾から大勝へ牽引
米カージナルスのマット・カーペンター内野手が20日(日本時間21日)、敵地カブス戦でメジャー史上2人目となる1試合3本塁打2安打の大活躍を見せた。カージナルスが一方的に攻め立てたこの日、カーペンターは6回守備からベンチへ退いたが、記録ずくめの暴れっぷりで18-5の大勝に花を添えた。
第1打席からエンジン全開だった。「1番・一塁」で先発すると、1回先頭で迎えた第1打席でカブスのエース左腕レスターから右翼へ今季21号となる先頭打者弾を放った。これは自身通算21本目の先頭打者アーチで、ルー・ブロックに並ぶ球団最多タイ記録。今季6本目の先頭打者弾は球団新記録となった。
さらに、3-0で迎えた2回2死二塁での第2打席には、レスターから今度は右中間へ2点アーチ。飛距離421フィート(約128メートル)の豪快弾だった。4回先頭の第3打席には左翼へ二塁打を運んで、この回一挙7得点の口火を切ると、4回に再び回ってきた打席では右翼へタイムリー二塁打を放ち、猛攻を締めた。
とどめは6回の第5打席だ。2死一、二塁からカブス4番手ダンシングの初球を捉えて右翼席に突き刺す23号3ランとした。
バットを振れば長打が飛び出すカーペンターだったが、6回守備からお役御免でベンチへ。それでも球団史上初となる1試合3本塁打2二塁打を記録した選手となった。これはメジャー史上でもカブスのクリス・ブライアントに続く2人目の快挙だという。
16塁打は1993年のマーク・ホワイトンに並ぶ球団タイ記録、4試合連続本塁打のうち3本は先頭打者弾など、まだまだ記録に尽きないカーペンターの活躍は、3年ぶりプレーオフ進出を目指すカージナルス逆襲の狼煙となるのだろうか。
(Full-Count編集部)