マ軍ゴードンが貫く変わらぬ“イチロー愛” 球宴休みに「実はイチと…」
アドバイスを受けた直後に4打数4安打の好結果
マリナーズのイチロー会長付特別補佐とディー・ゴードン内野手がマーリンズ時代から育んできた絆は広く知られるところだが、21日(日本時間22日)本拠地ホワイトソックス戦で4打数4安打と爆発したゴードンが、試合後にあらためて2人の仲の良さを明かしている。
後半戦初戦だったこの日。「1番・二塁」で先発出場したゴードンはバットから快音を響かせ続け、内も打ったり4安打の活躍を見せた。試合後、地元で試合を中継するテレビ局「ルート・スポーツ」のインタビューを受けたゴードンは、「オールスター休みはずっと打撃ケージで過ごしていたんですか?」と聞かれると、こう答えた。
「実は数回、イチと一緒に打ったんだ」
前半戦を終えた後にやってくる小休止の間も、後半戦に向けての準備に余念がなかったゴードンは、イチローと一緒に打撃練習に励んでいたという。さらに、後半戦を迎えるにあたり、打撃について心配を抱えていたゴードンに「方向性を示してくれた」そうだ。どんなアドバイスだったのか、質問を受けたゴードンは「それは言えないよ」と満面の笑みで煙に巻いた。
イチローが与えたアドバイスがどんなものであったにせよ、4打数4安打という結果を見れば、その効果が絶大だったことは明らかだ。2001年以来となるプレーオフ進出を目指すチームにとって、ゴードンが好調を保つことは必須。今季はチームのサポートに徹することにしたイチローは、着実に新たな役割でも成果を出している。