トレードは選手にプラス、マイナス? 経験者が語る“戸惑い”と“学んだこと”

記者会見は「凄い顔していたと思います…」

 トレード発表から5日後。入団会見がオリックスの秋季キャンプ地・高知で行われた。オリックスは同時期に巨人から東野峻投手、山本和作内野手もトレードで獲得していたため3選手は同じ日に会見に臨んだ。

「今思ったら凄い顔していたと思いますよ(笑)。暗い顔して笑顔も全くない。まだ未練があったんでしょうね。多分、いつか西武に帰った時は……みたいなことも言ったと思います」

 オリックスに移籍してからは捕手以外の内野を全て守るユーティリティープレーヤーとして活躍。2014年にソフトバンクと優勝争いを演じた10・2決戦では7回に代打で登場し同点タイムリーを放つなど勝負強さを発揮した。

 最近ではオリックス時代にチームメートだった伊藤、赤間がDeNAへトレード移籍。「トレードを通告された時は『なんで?』って思うけど、本人にとってはチャンス。自分の時もそうだったけど、チームによって色々カラーがあるし雰囲気とかも全然違う。光(伊藤)にとっては絶対にいいトレードだったと思いますね。選手にとって一番大事なことは1軍の試合に出ることですから」

 10年間、過ごしたプロ野球生活で学んだことは何か――。

「結局はどんなチーム、環境でも今、自分に何ができるか。過去じゃなくて今、その瞬間でどんなパフォーマンスができるかが大事。トレードを経験して違う景色を見ることができたこともいい経験です」

 原さんは現在、将来のプロ野球選手を目指す子供たちの指導に汗を流している。

(Full-Count編集部)

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