木更津総合が3年連続7回目の甲子園へ 五島監督「昨年の忘れ物を取りに」

東千葉大会を制した木更津総合ナイン【写真:細野能功】
東千葉大会を制した木更津総合ナイン【写真:細野能功】

昨夏の甲子園は1回戦で敗退

 第100回全国高等学校野球選手権東千葉大会決勝は25日、ZOZOマリンスタジアムで行われ、Aシードの大本命、木更津総合が成田高校に10-2で圧勝。3年連続7回目の甲子園に駒を進めた。

 昨年まで野手だったが投手に転向したばかりの野尻幸輝が、11安打を許すも2失点と粘り、猛暑の中を1人、143球で投げ切った。初回に1点を先制されたが、2回に6番・太田翔梧外野手が放った左翼ポール際への2ランで逆転。3回には1番・東智弥外野手も、成田の先発・中澤龍良投手のスライダーを引き付けて同じく左翼へソロを運んで加点。4回は3連打で2点を挙げ、5回も先頭・東が歩くと、4連続長短打で4点とチーム打率4割超の打線が真価を発揮した。

 一昨年の早川、昨年の山下のように柱になる投手不在だったが、打線がカバー。投手陣も3年の白井、2年の根元、田中らで凌いだ。「野尻はよくやった。春は制球がよくなく心配したが、まさかこんな投球をしてくれるとは。6回で3、4点(取られる)と思っていた。見事なピッチングだった」と五島卓道監督も称えた。

 昨夏の甲子園では、日本航空石川に5-6で惜敗し、1回戦で散った。五島監督にとっては、木更津総合高校監督として甲子園10勝目がかかる。2003年夏に1回戦で金沢高校を7-4で破って甲子園初勝利。2016年夏の3回戦で広島新庄に6-5で勝って9勝目を挙げていた。「昨年の忘れ物を取りにいきます。昨年の口惜しさを晴らしてきたい」と宣言していた。

【表】木更津総合が3年連続7回目の甲子園! 東千葉大会のトーナメント表

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