報徳が8年ぶり決勝進出 ドラ1候補・小園「先輩たちの分もリベンジできた」

報徳学園・小園海斗【写真:編集部】
報徳学園・小園海斗【写真:編集部】

小園は初回に右前打を放ち4打数1安打、守備では好プレー連発

 第100回全国高等学校野球選手権記念東兵庫大会は26日、準決勝が行われ報徳学園が3-2で神戸国際大付を下し2010年以来、8年ぶりの決勝進出を決めた。ドラフト1位候補の小園海斗内野手は4打数1安打だった。

 “逆転の報徳”がリベンジに成功し8年ぶりの決勝の舞台を手にした。2-2の同点で迎えた9回。2死一、二塁から2番・村田の放った打球は高く跳ねた。神戸国際の遊撃手・柴田は上手くバウンドを合わせ好捕したが、一塁へ悪送球。その間に2塁走者が一気に生還し勝ち越し点を挙げた。

 昨年も準決勝の相手は神戸国際大付。この日は初回の先頭で強烈な右前打を放ち、守備でも再三好プレーを見せた小園は「1年夏からこれまでずっと悔しい思いをしてきた。先輩たちの分もリベンジできました」と喜びを口にした。

  悲願の聖地に向け残り1勝。報徳は永田裕治前監督が就任した1994年から夏の県大会決勝で敗れたことは一度もない。過去のデータが後押しするが大角監督は「リベンジはできたが、次に負けたら意味がない。全員で最後の1勝を勝ち取るだけです」と決勝進出に一喜一憂することなく手綱を締めた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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