東京学館浦安、初の甲子園ならず 走塁ミス響く「経験の差が大きい」

惜しくも敗れた東京学館浦安の橋口孝司監督【写真:細野能功】
惜しくも敗れた東京学館浦安の橋口孝司監督【写真:細野能功】

7年ぶり決勝進出も甲子園経験校の前にまたも涙

 春夏を通じて初の甲子園を目指した東京学館浦安が、センバツ出場校の中央学院に阻まれた。第100回全国高等学校野球選手権記念西千葉大会決勝は、26日、ZOZOマリンで行われ、東京学館浦安は2-6で中央学院に敗れた。

 初回1点を先制されたが、すぐその裏3番・長尾健康輝外野手(2年)の左越え二塁打で追いついた。しかし3回、5回と一塁走者が中央学院西村陸投手のけん制に刺され、走塁ミスも加わって勝機の芽を自ら摘んでしまった。

 夏の千葉大会決勝進出は2011年、習志野に2-14と大差で敗れて以来、7年振りになるが「経験の差が大きい。場慣れしているというか」と橋口孝司監督は甲子園経験校との差をあげた。市船橋との準決勝では9回逆転サヨナラ勝ちするなど苦しい試合を勝ちあがってきた。「練習を早めに切り上げ、ビデオで対戦校の分析をしたことが大きかったが、3年生が13人と少なく、悪い意味で馴れ合いになった部分はあった。勝負を急いで、甘いボールを打たれるなど、監督の指導不足です」と悔しさをにじませた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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