大阪桐蔭、敗退直前崖っぷちから決勝進出 履正社相手に9回2死から劇的逆転

全国のファン注目の一戦は大阪桐蔭に軍配!
全国のファン注目の一戦は大阪桐蔭に軍配!

履正社は王者を追い詰めるもあと1アウトが取れず…

 第100回全国高校野球選手権記念大会は27日、北大阪大会の準決勝で春の覇者・大阪桐蔭と宿命のライバル・履正社が激突。2017年の春の選抜大会では決勝を戦った両校が二転三転の死闘を繰り広げ、大阪桐蔭が1点リードされた9回2死から逆転。6-4で履正社を下し決勝に進出した。

 6回まで大阪桐蔭・根尾、履正社・浜内の両先発の投げ合いで淡々と進んだ試合は、7回から一気に動いた。大阪桐蔭は先頭の4番・藤原の三塁打でチャンスをつかむと、5番・根尾が左中間へ先制適時二塁打。さらに2点を加えて3-0とリードを奪った。

 しかし、履正社はその裏、1点を返すと、8回裏に追いつき、さらに2死から平凡な遊飛を相手が落球して打者走者は二進。そして途中出場の6番・松原が左中間を破る適時三塁打を放って勝ち越した。

 大阪桐蔭は1点のビハインドで迎えた最終回、無死一塁で送りバントに失敗し併殺。敗色濃厚かと思われたが、連続四球で2死一、二塁とすると、藤原も四球を選び満塁。そして根尾もストレートの四球で押し出しとなり同点に追いつくと、6番・山田の左前2点適時打で逆転した。

 履正社はあと1アウトで勝利というところまでこぎつけながら、浜内が制球を乱し4者連続四球を出したのが命取りとなった。

【表】終盤に試合が動く大激戦!全国のファン注目の一戦は大阪桐蔭に軍配! 北大阪大会のトーナメント表

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