首位・西武の打高投低は2001年近鉄と酷似? 打ち勝つ野球でV再現なるか

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

リーグ制覇へ投手陣の安定が不可欠

 首位を走る西武は、リーグトップのチーム打率.274、483得点をマークし、辻発彦監督自ら“ししおどし”打線と命名。トップバッターの秋山翔吾選手からはじまる打線は切れ目がなく、現役最多の6度の本塁打王のタイトルを獲得した中村剛也選手が下位打線に座り、2014年の本塁打王・メヒア選手が代打で控えるなど、レベルの高い打者が数多くいる。

 攻撃陣は申し分ないが、投手陣は12球団ワーストのチーム防御率4.49とかなり不安定な状況だ。

【最近5年間のリーグ優勝球団のチーム防御率】
2013年 3.51(2位)楽天
2014年 3.25(2位)ソフトバンク
2015年 3.16(1位)ソフトバンク
2016年 3.06(1位)日本ハム
2017年 3.22(1位)ソフトバンク
※()はチーム防御率リーグ順位

 最近5年間でリーグ優勝したパ・リーグの球団を見ても、2013年の楽天、2014年の福岡ソフトバンクはチーム防御率リーグ2位だったが、この3年間はチーム防御率1位の球団が優勝を果たしている。リーグ制覇を成し遂げるためには、投手陣の安定が必要不可欠といえそうだ。

投手陣でかなり苦しんだ2001年の大阪近鉄

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