山口俊が達成した無安打無得点試合 各球団最後の達成者は? 最も遠ざかっているのは…
ソフトバンクは1943年の別所昭以来、出ておらず…
歴史に名を残す快投を演じた。巨人の山口俊投手が27日、本拠地・東京ドームでの中日戦で史上79人目(90度目)となるノーヒットノーランを達成。巨人では2012年5月30日の楽天戦(東京D)で快挙を達成した杉内俊哉投手以来、16人目の達成者となった。
今季17試合目の先発マウンドに上がった山口俊は序盤から快調にアウトを積み重ねていった。初回を3者凡退に斬って取ると、1人の走者も出さない完全投球を続けた。7回先頭打者の大島に四球を与えて、完全試合は途切れたが、許した走者はこの1人だけ。記録のかかった9回も代打・亀澤を遊ゴロ、代打・野本を一ゴロ、そして大島も一ゴロに仕留め、大記録を達成。1人の走者しか出さない準完全試合となった。
先にも記したように、巨人では2012年5月30日の楽天戦でノーヒットノーランを達成した杉内以来、6年ぶりの達成者となった。巨人ではこれで16度目(12人目)の達成者となった。もちろん球団別達成回数では最多。次に多いのは中日の11回で、西武、オリックス、阪神が前身を含めて9回で続く。
楽天はまだ球団発足からノーヒットノーラン達成者は出ていないが、その他11球団で最も長く達成者が出ていないのが、ソフトバンク。前身の南海軍の別所昭が1943年5月26日の大和戦で達成して以来、縁がない(達成されたことはあるが…)。
以下は各球団のノーヒットノーランの達成回数と、最後に達成した投手となっている。
○西武(9回)
岸孝之(現楽天) 2014年5月2日 ロッテ戦(QVCマリン)
○日本ハム(5回)
西崎幸広 1995年7月5日 西武戦(東京D)
○ソフトバンク(1回)
別所昭(南海軍) 1943年5月26日 大和戦(神戸)
○ロッテ(2回)
八木沢荘六 1973年10月10日 太平洋戦第1戦(仙台)
○オリックス(9回)
西勇輝 2012年10月8日 ソフトバンク戦(ヤフーD)
○楽天(0回)
達成者なし
○広島(6回)
前田健太(現ドジャース) 2012年4月6日 DeNA戦(横浜)
○ヤクルト(8回)
ガトームソン 2006年5月25日 楽天戦(神宮)
○巨人(16回)
山口俊 2018年7月27日 中日戦(東京D)
○DeNA(3回)
鬼頭洋(大洋) 1970年6月9日 ヤクルト戦(川崎)
○阪神(9回)
井川慶 2004年10月4日 広島戦(広島)
○中日(11回)
山井大介 2013年6月28日 DeNA戦(横浜)
(Full-Count編集部)