「教科書」のようなワンバンスロー 5年連続GG賞アレナドの絶妙送球に米「完璧」
無理なノーバウンド送球ではなく、安全なワンバウンド送球を選択
今季も数々の美技を見せ、ファンを魅了してくれているロッキーズの三塁手、ノーラン・アレナド。5年連続でゴールドグラブ賞に輝いている名手が、またしてもファン垂涎のファインプレーを披露した。
29日(日本時間30日)に本拠地で行われたアスレチックス戦。7回に、ロッキーズ公式ツイッターが「教科書」と評して動画を公開したアレナドの美しきプレーが生まれた。
1点差に迫られ、なおも1死一塁の場面。マーカス・セミエンが放った打球は三塁線を襲う痛烈なゴロとなった。この打球を逆シングルでキャッチしたアレナド。体勢を崩したまま、すぐさま二塁に送球。ここでアレナドは無理にノーバウンドで投げるのではなく、安全にワンバウンドで二塁へ。二塁手のバライカが一塁へ転送し見事に併殺が完成した。
この試合を中継していた地元テレビ局「AT&Tスポーツネット」でもこのアレナドの判断を大絶賛。解説のジェフ・ヒューソン氏は「たぶん意図したものでしょう。このバウンドを見てください。完璧なバウンドです」とコメントした。
ロッキーズの公式ツイッターにはファンから「#いつものノーランのプレー」「ノーランがただ単にいつも通りのプレーをする」とのコメントが。好プレーを連発するアレナドのプレーに見慣れてしまったのか、ロッキーズファンにはさほど驚きはなかったようだった。