スーパーキャッチ! が一転… レイズ外野手を襲った不運にファン「心が痛むね」
レイズのスミスが本塁打強奪キャッチ、のはずが…
ファンを熱狂させるスーパープレーの数々。外野手がフェンス際で見せてくれる、本塁打寸前でボールをもぎ取る“ザ・キャッチ”も、そのスーパープレーの1つだろう。外野フェンスの高い日本ではなかなかお目にかかることのない本塁打強奪キャッチだが、メジャーリーグでは何とも悲しき本塁打強奪キャッチ“失敗”が起こった。
それが起きたのは29日(30日)に行われたオリオールズ対レイズの一戦。オリオールズの本拠地で行われたこの試合の初回、オリオールズの攻撃での出来事だった。
オリオールズが1点を先制し、なおも2死一塁の場面で、クリス・デービスが放った打球は中堅後方を襲う大飛球となった。レイズの中堅マレックス・スミスは背走して打球を追うと、余裕を持って落下点を定めた。ボールが落ちてくるタイミングに合わせて、スミスは宙を舞った。グラブを伸ばし、フェンス際に落ちてきた打球は見事にグラブに収まった。
が、次の瞬間!
フェンスに腕が当たった衝撃でグラブが大きく揺れ、ボールがグラブから零れ出てしまった。さらにボールが落ちた先はフェンスの向こう側…。スーパープレーだったはずが、一転、まさかの2ランホームランとなってしまった。
ボールを掴んだと思い込んでいたスミスは空っぽのグラブの中を見ると、頭を抱えて悔しさを露わに。この、ちょっと笑ってしまいそうになる“ホームランアシストキャッチ”は、MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」のツイッターも「これは外野手が手伝ったとみなされるのかな?」との見出しで動画付きで紹介。ファンからも同情のコメントが寄せられた。
「恐らく(そのプレーは)この世で最悪の感覚」
「間違いない」
「結局スタンドインしていただろうけど、こういうプレーを見ると心が痛むね」
「レイズの今シーズンをこの30秒の動画でバッチリまとめてくれたね」
今季53勝53敗でレッドソックス、ヤンキースに大きく水をあけられるアメリカンリーグ東地区3位のレイズ。そんなチーム事情のように憐れまれる、悲しいプレーとなってしまった。