マ軍左腕、昨季の世界一軍団を圧倒したカーブに米実況も興奮 「凶悪な球」
パクストンは5月のブルージェイズ戦でノーヒットノーランを達成
今季、球団史上6人目のノーヒットノーランを記録したマリナーズのジェームズ・パクストン投手が30日(日本時間31日)、本拠地アストロズ戦に先発し7回3安打8奪三振無失点の快投で9勝目を挙げた。昨季の世界一軍団を圧倒した投球をマリナーズ球団公式ツイッターが動画を添え伝えている。
150キロを超える直球にカーブ、スライダー、チェンジアップと多彩な変化球を駆使しアストロズ打線を封じた。初回こそ1死から連打を許し一、二塁のピンチを作ったがギャティスを空振り三振、ホワイトを中飛に抑え無失点。その後は危なげない投球でスコアボードに「0」を並べた。
球団公式ツイッターはこの試合で、7回にアストロズの5番・ホワイトから空振り三振を奪ったカーブに焦点を当て動画を公開。試合を中継した「ROOTスポーツ・ノースウエスト」の実況は「このカーブは85マイル(約137キロ)のスピードで横切っていきました。凶悪な球です!」と、興奮した様子で伝えた。
さらに阪神にも所属していたマリナーズOBのマイク・ブロワーズ氏は「直球を待ち構えていたのですが、どれだけ体勢が突っ込んでしまっているかが見てわかりますね。バランスを崩されています」と、称賛していた。パクストンは今年5月8日のブルージェイズ戦で球団史上6人目のノーヒットノーランを達成している。