9勝目の田中将大にNYメディア称賛の嵐「探していたエースは球団内に存在」
完封した7月24日のレイズ戦に続く無失点投球
ヤンキースの田中将大投手は7月31日(日本時間8月1日)、本拠地でのオリオールズ戦に先発し、6回3安打無失点の好投で今季9勝目をマークした。キャリア3度目の完封を飾った7月24日の敵地レイズ戦に続き2連勝。5年連続2桁勝利の王手をかけた右腕に、辛口のニューヨークメディアも称賛の嵐となった。
今季17試合目の先発となった田中は、初回1死から2者連続連続四死球を与えるものの、ピンチを脱すると、そのままオリオールズ打線に得点を与えず。3回には無死二塁から3者連続空振り三振を、6回には四球と安打で1死一、二塁とされるも、ここも2者連続三振を奪ってピンチを脱出。やや球数が多くなり105球に達した6回で降板となったが、3安打8三振無失点の好投だった。
7月24日のレイズ戦での完封勝利に続く無失点投球で、これで連続無失点は17回1/3となった田中。米地元紙「ニューズデイ」は「タナカの存在は喜ばしい」と称えれば、ニュージャージー州最大メディア「NJ.com」では「トレード期限におけるこれ以上の補強はないが、マサヒロ・タナカはエース級の投球をする」とした。
地元メディア「ノースジャージー・コム」では、この日がトレード期限だったことに引っ掛け「恐らく、トレード期限内でヤンキースが探していたエースは、始めからずっと球団内に存在していたのだろう」と右腕の投球を絶賛。「ニューヨーク・ポスト」も「ヤンキースがオリオールズを叩きのめせたのは、アンドゥハー、そして肝が据わっているタナカのおかげだ」と田中の力投が勝因だったと記していた。
(Full-Count編集部)