明暗くっきりのパ後半戦…西武は首位快走、鷹は投壊止まらず、楽天急浮上

チーム打率、チーム防御率は、どう変わった?

○西武
前半戦:チーム打率.276 チーム防御率4.30
後半戦:チーム打率.272 チーム防御率5.25

○日本ハム
前半戦:チーム打率.249 チーム防御率3.48
後半戦:チーム打率.260 チーム防御率4.36

○ロッテ
前半戦:チーム打率.257 チーム防御率3.64
後半戦:チーム打率.251 チーム防御率5.00

○ソフトバンク
前半戦:チーム打率.249 チーム防御率4.04
後半戦:チーム打率.293 チーム防御率5.46

○オリックス
前半戦:チーム打率.240 チーム防御率3.55
後半戦:チーム打率.237 チーム防御率4.18

○楽天
前半戦:チーム打率.239 チーム防御率3.92
後半戦:チーム打率.261 チーム防御率2.79

 楽天は前半戦と比べ、打率、防御率ともに向上。好調だったアマダーが故障で離脱することになったのは痛いが、後半戦はここまで投打がしっかりと噛み合っていると言えるだろう。西武は自慢の打線は変わらず好調。チーム防御率は前半戦よりも悪化しているが、何より大きいのは、ここにきて一時期、崩壊状態にあった救援陣が復調してきている点だろう。中継ぎにルーキーの齊藤大将が、新ストッパーには新加入のデュアンテ・ヒースが入り、安定してきた。

 苦闘ぶりが明らかなのが、ソフトバンクだ。後半戦に入ってチーム打率はリーグトップの.293をマークする一方で、防御率はリーグワーストの5.46と崩壊状態にある。近く復帰する見込みの東浜、スアレスがどれだけチーム状況を改善できるか。打線は.293と好調のように見えるものの、実際にはそれほどの強力さは感じない。内川やデスパイネ、松田の中軸打者が、ここ一番で凡退するシーンが目立ち、チャンスを作りながらも、なかなか得点に繋がらない現状が続いている。

 オリックスはチーム打率、チーム防御率とも低下。特にロメロ、マレーロ、T-岡田ら主軸打者を欠き、状況はなかなかに苦しい。ロッテも前半戦は3点台中盤だった防御率が5点台に悪化。特にリリーフ陣の救援失敗が頻発しており、立て直しが急務となっている。

 西武ががっちりと首位を固め始めているパ・リーグ。残り2か月ほどのペナントレースの行方は、そしてクライマックスシリーズ進出のかかるAクラス争いの行方は、どうなっていくだろう。

(Full-Count編集部)

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