初戦は無安打の横浜・万波 「潜在能力は抜群」も…育成のプロが指摘する課題
光った横浜の地力「斉藤君や他の選手の能力の高さには驚き」
大会直前でベンチ入りを掴み取った南神奈川大会では打率.542、2本塁打、12打点と爆発したように、ハマれば何があるか分からない。松井氏は「初戦がこういう結果だっただけに、次の試合のほうが逆に楽しみです。1本出たら一気に行きそうな感じもします。一皮剥ければ、という期待感は大きい」とも話す。
万波のバットから快音は響かなかったものの、横浜は快勝で2回戦へと駒を進めた。攻守両面で実力を見せつけた斉藤をはじめ、総合力の高さに疑いの余地はない。
「斉藤君や他の選手の能力の高さには驚きました。今回は優勝候補筆頭の大阪桐蔭を中心に回ると思いますが、横浜には対抗できるチーム力があるのではないでしょうか。渡辺元智前監督から引き継いだ平田徹監督は、自分のカラーを意識した中での戦いを考えているという風に見えます。横浜のベンチにこれだけ1年生が多いというのも珍しいと思いますが、そのあたりも変化を求めているように見えます」
2回戦では昨夏王者の花咲徳栄と激突する。まずはベスト8進出までが険しい道のりとなっているが、頂点までたどり着くためには、4番の万波の“覚醒“も必要不可欠となる。
(Full-Count編集部)