5年前に死闘演じた浦和学院と仙台育英が激突、星稜ら2回戦…第8日みどころ

浦和学院対仙台育英などの好カードが目白押し
浦和学院対仙台育英などの好カードが目白押し

二松学舎VS広陵は強打同士の対決

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第8日は、2回戦4試合が行われる。夏23度目の出場で初優勝を狙う広陵(広島)は、第1試合で激戦区から2年連続出場の二松学舎大付(東東京)と激突。第2試合はしんがりでの登場となる2校の対戦で、2013年の1回戦で壮絶な打ち合いを演じた浦和学院(埼玉)と仙台育英(宮城)が対戦する。4校は同じブロックに入っており、ベスト8進出へ“激戦ブロック”となっている。第3試合からは1回戦を突破したチーム同士の対戦。星稜(石川)-済美(愛媛)、慶応(北神奈川)-高知商(高知)が3回戦進出を目指して激突する。

 レジェンド始球式は、駒大苫小牧(北海道)で同級生のエース田中将大投手(現ヤンキース)らとともに2005年夏に2連覇、2006年夏には準優勝に輝いた本間篤史氏が務める。

◯二松学舎大付(東東京)-広陵(広島)8時00分

 昨夏準優勝の広陵は広島大会ノーシードながら準々決勝まで5試合連続コールド勝ち。主砲の河端が打率.524、3本塁打、松本が打率.545など、チーム打率は.426を誇る。最速149キロのエース森悠を中心に投手陣も多彩だ。二松学舎大付も強打がウリ。東東京大会のチーム打率.404で、特に野村は驚異の.778をマーク。特に、試合終盤での得点力が際立つ。投手陣は継投を駆使して勝ち上がってきており、市原監督の采配も鍵を握りそうだ。

◯浦和学院(南埼玉)-仙台育英(宮城)10時30分

 2013年の1回戦で激闘を演じた両校の対戦。浦和学院は、選抜王者として臨みながら仙台育英に10-11で敗れた同年以来の夏の甲子園となる。本格派右腕・渡辺、左腕・河北に1、2年生も実力派を揃えた投手陣のレベルは高く、1年生で4番を打った主砲・蛭間が牽引する打線も強力だ。仙台育英は昨年12月に部員の不祥事が発覚し、今年6月まで対外試合禁止に。だが、機動力を生かした野球で2年連続出場を決めた。先頭・熊谷の驚異的なスピードに注目が集まる。

◯星稜(石川)-済美(愛媛)13時00分

 星稜は先輩の松井秀喜氏が見守る中で行われた開幕戦で藤蔭(大分)を撃破。2年生エース右腕の奥川が8回8安打4失点と力投し、8回に直球で150キロをマークした。打線も11安打9得点。石川大会を席巻した猛打は甲子園でも継続している。済美は中央学院(西千葉)との接戦を制して2回戦へ。愛媛大会5試合を一人で投げ抜いたエース山口直が、1回戦も4失点完投。強力打線を誇る星稜相手にも最少失点に抑え、4番・池内が牽引する打線の援護を待ちたい。

◯慶応(北神奈川)-高知商(高知)15時30分

 慶応はサヨナラ勝ちで中越(新潟)を破り、10年ぶりの夏の甲子園で初戦を突破した。5球以上投げさせた打席が45.9%と中越の投手の球を見極めて徐々に重圧をかけ、9回に宮尾が劇的なサヨナラ打。生井も8回途中2失点と力投した。一方、高知商は1回戦で16安打14得点と強力打線が期待通りの結果を残し、山梨学院(山梨)との打ち合いを制して2回戦へ。慶応は粘り強く、高知商は勢いに乗ったまま、勝利を目指したい。

(Full-Count編集部)

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