侍U-15代表が2連勝! 代打・木本の逆転打を機にオランダに11-1と大勝
大会前日練習にグラウンドの芝の常態を入念にチェック
日本は9日の大会前日練習でも、ノックなどでグラウンドの芝の状態を入念にチェック。日本の芝と比べ、小さな穴がある部分が多く、打球がイレギュラーする可能性が日本よりも高いことを選手たちは把握していた。大会に向けた事前の準備が実を結んだ。
日本は5回の逆転で完全に試合の流れをつかむと、6回には打者一巡の猛攻で6点を追加。さらに7回にも2本の長打などで2点を加え、終わってみれば10点差の大勝。清水監督は「先制を許して少し重苦しい流れになったが、本当に選手が落ち着いて我慢強くプレーしてくれた結果が逆転につながった」と、オランダに追加点を与えず、チャンスを待ち続けた選手たちを評価。代打・木本については「一番いい場面でと思っていた」とプラン通りの代打だったことを明かし、「思い切りよく自分のスイングをしてくれた。スタメンではない悔しさがあったと思うが、それをここでぶつけてくれた」と、ここぞの一打に拍手を送った。
12日(同13日)は大会2連覇中のキューバが相手。キューバは初戦でオランダを5-1で、2戦目もドミニカ共和国を9-0で下しており、接戦が予想される。清水監督は次戦に向け「(戦い方は)一緒ですね。全員で1つのアウト、1点を取りにいくスタイルを連ねていきたい」と話し、全員野球でオープニングラウンド3連勝、そして6チーム中、上位3チームが進めるスーパーラウンドへの扉に手をかける。
(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)