大谷翔平のブルペン投球再開に地元メディアも歓喜「とても大きな一歩です」
速球だけではなく変化球を投げた点に注目
エンゼルスの大谷翔平投手が、二刀流完全復帰に向けて着実に前進している。24歳右腕は11日(日本時間12日)に右肘靱帯を損傷した後、初めてブルペンでの投球練習を行った。復帰までの1つ階段を上がった24歳に地元メディアは「とても大きな1歩です」と喜びを隠せなかった。
大谷はこの日、速球を19球、カーブを2球、スライダーを2球と合計23球を投げた。捕手を立たせたままだが、傾斜のついたマウンドから投げたことは大きな前進。地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」で実況を務めるホセ・モタ氏は、大谷のブルペン投球を見て「私が本当にいいと思ったのは、彼がルーティンに戻ったこと。つまり変化球を投げたことです」と伝えた。速球だけではなく変化球を投げたことで「彼は全ての感覚を取り戻したいのです」と分析。速球だけに限定されず、カーブやスライダーを投げたことは「とても大きな1歩です」と喜んだ。
エンゼルズは現在勝率5割を推移しているものの、地区首位アストロズには10ゲーム以上、ワイルドカード争いでも10ゲーム以上の差をつけられている。さらに、投打で故障者が続出。ファンにとっての楽しみは、二刀流・大谷の完全復帰となっている。暗いニュースが続く中、大谷がもたらした前向きなニュースに誰もが喜びを見出しているようだ。
(Full-Count編集部)