大阪桐蔭、競り合いでも光る集中力で快勝 近江はサヨナラ勝ちで3回戦進出

大会第13日は2回戦3試合が行われた
大会第13日は2回戦3試合が行われた

大阪桐蔭と次戦で激突する高岡商は心強いエース山田復活

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会は13日、2回戦3試合が行われた。史上初2回目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭(北大阪)は沖学園(南福岡)の捨て身の戦いに前半こそ手こずったものの、中盤以降は根尾、藤原のプロ注目コンビがともに本塁打を放つなど、10-4で勝って危なげなく3回戦へ進んだ。高岡商(富山)は1回戦で甲子園史上初のタイブレーク制を戦って勝ち上がった佐久長聖(長野)との隣県対決を5-4と1点差で制し、3回戦で大阪桐蔭に挑戦する。第3試合も接戦となり、近江(滋賀)が前橋育英(群馬)を破って3回戦へ駒を進めた。

◯大阪桐蔭(北大阪)10-4沖学園(南福岡)

 5回までは点を取っては取られの接戦だったが、6回に2死から集中打で奪った4点が大阪桐蔭の強さを際立たせた。リードは許しても1点で、いつでも同点に追いつける集中力と、ここが勝負どころと見るや一気にたたみかけてくる、どんな状況でも負けない強さは歴代の強豪校でも屈指。沖学園も、最速148キロを出した先発の根尾から2本塁打を放つなど、激戦区を勝ち抜いてきた打力は伊達じゃないところを見せたが、相手に暴れるだけ暴れさせておいてきっちり勝ち切る大阪桐蔭の「横綱相撲」はさすがだった。

◯高岡商(富山)5-4佐久長聖(長野)

 高岡商のエース左腕・山田は、147球8Kで完投。富山大会では、満塁弾を浴びるなど2試合で11失点と試合を作れず、1回戦の佐賀商戦も足がつって控えの大島のリリーフを仰いだが、復活を印象づけた。球数は気になるものの、この日の最速も144キロをマーク。しかも、最終回にこの数字を出したことは自信となるはずだ。球速も自己最速の148キロに近づいているだけに、あとは速球を生かすスライダーなど変化球の制球が鍵になる。大阪桐蔭の中軸の藤原、根尾がともに左打者だけに、山田の復活は心強い材料だ。

◯近江(滋賀)4-3前橋育英(群馬)

 近江は力があり、タイプが異なる投手が4人いる強みを存分に生かし、多賀監督の継投策がうまくはまっている。この日の試合で、リリーフ左腕の林が好投したのは、今後に向け非常にいい材料だ。智弁和歌山に打ち勝つほどだから打力も問題なく、この日のサヨナラ勝ちで競り合いに強いところも見せた。投打ともレベルが高く、選手の消耗度も低い。大阪桐蔭は、昨年創成館に敗れた神宮大会、苦戦した北大阪大会の準々決勝(金光大阪戦)、準決勝(履正社戦)と相手の小刻みな継投に手こずっており、3回戦の戦いぶり次第で、打倒・大阪桐蔭の有力候補に浮上するのではないだろうか。

(Full-Count編集部)

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